はるの本棚

口下手な私の人生と推し本について。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】むかしむかしあるところに、死体がありました。教訓が原作と重なるのが面白い。

こんにちは、はるのゆきです。 最近急に冷え込んできましたね。 寒い日は、ホットカフェオレにチョコレートを添えて、こたつでぬくぬく読書をするのが至高です。 さて先日、青柳碧人さんの『むかしむかしあるところに、死体がありました』を読みました。今回…

フルタイム勤務のワーママ、いつ読書したらいいのか問題

こんにちは、はるのゆきです。 これまで触れていませんでしたが、私結婚しており、小さい息子がいます。夫婦ともにフルタイムで仕事をしており、平日は仕事と育児に追われる日々。 そんな中このブログを始めたので、なかなか思うように更新ができません。 そ…

【読書】噛みあわない会話と、ある過去について。ホラーではなく教訓でした

こんにちは、はるのゆきです。 辻村深月さんの『噛みあわない会話と、ある過去について』を読みました。 あらすじ あなたの「過去」は、大丈夫? 美しい「思い出」として記憶された日々――。 その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。 大学の部活で仲の…

【読書】西加奈子さんの『i』は他の人の感想を聞きたくなる

こんにちは、はるのゆきです。 西加奈子さんの『i』を読みました。 ネタバレを含みます。 あらすじ アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。 内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。なのに、自分は恵まれ…

「はてなブロガーに10の質問」に答えてみました

こんにちは、はるのゆきです。 今回は、はてなブログが10周年を迎えられたということで、 はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」に答えてみました。 まだブログを始めて半月ほどですので、自分の中で定まっていない回答も多いのですが… ご…

【場面緘黙症】学校で声を出せなかった時に救われた本3選

こんにちは。はるのゆきです。 以前の記事に、高校3年生まで学校で声を出せない『場面緘黙症』だったことを書きました。 haruharu2021.hatenablog.com haruharu2021.hatenablog.com 学校では極度の緊張状態で、体力的にも精神的にも疲れる日々でした。 そん…

【読書】人に本をすすめる難しさと幸福

こんにちは、はるのゆきです。 先日『友達とは呼べないけどそれなりに仲が良い同僚』と、小説を貸し借りする機会がありました。 その同僚について その同僚(女性)は、陰キャ陽キャのどちらかに分類せよと言われたら、確実に陽キャです。 ハーフ並みに彫り…

【読書】畜犬談チャレンジやってみませんか?

太宰治さんの『畜犬談』を読みました。 ネタバレを含みます。 畜犬談チャレンジ 私は、イケメンについては自信がある。いつの日か、かならず誑かされるであろうという自信である。私は、きっと罠にはまるに違いない。自信があるのである。 よくぞ、きょうま…

【場面緘黙症】ばめんかんもくしょうって?

前回の記事にて、私『はるのゆき』の自己紹介をさせていただきました。 haruharu2021.hatenablog.com このブログで触れるか迷っていたのですが… もう前回書いてしまったので、自己紹介の延長として、少し触れてみることにします そう、『場面緘黙症』とかい…

【自己紹介】はるのゆきです。場面緘黙症だった私の支えは本でした。

ブログを始めて数日。 そういえば…自己紹介してなかったな…と唐突に気がつきました。(遅いな) ということで今回は、管理人である『はるのゆき』の半生について綴ります。 ※何の変哲もないプロフィールですので、興味のない方はどうか前画面へお戻りくださ…

【あらすじと感想】人間椅子

一つ前の記事に、江戸川乱歩さんの『人間椅子』を読んでの雑記を書きました。 haruharu2021.hatenablog.com 今回は、『人間椅子』のあらすじと感想です。 あらすじ 外交官を夫に持つ閨秀作家(女性作家のこと)の佳子は、毎朝夫の登庁を見送った後、書斎に籠…

【エッセイ】人間椅子 小2のころ小人になる妄想をしていた

小学校2年生の時、ある妄想をするのが好きでした。 その妄想は、“自分が小人になって、クラスメイトの様子をこっそり覗けたなら”というもの。 妄想癖があるのは昔からですが、この遊びのミソは「自分が小人である」という所。 つまり周りが私を認識していな…

【あらすじと感想】痴人の愛

一つ前の記事に、谷崎潤一郎さんの『痴人の愛』を読んで雑記を書きました。 haruharu2021.hatenablog.com 今回は『痴人の愛』の、あらすじと感想です。 あらすじ カフェーの女給から見出した15歳のナオミを育て、いずれは自分の妻にしようと思った真面目な男…

【エッセイ】痴人の愛 ナオミちゃんって身近にいるかも

私の職場には、人たらしな同僚がいます。 噂ではパパ活をしているらしい。 年齢と収入にそぐわない、高級なバッグや化粧品をいくつも持っているから。職場の男性陣を、掌の上で転がす巧みな話術とシナ作りを心得ているから。 女性受けが悪くても、その子はい…