はるの本棚

口下手な私の人生と推し本について。

今村夏子さんに感化され小説を書きたくなりました

こんにちは、はるのゆきです。 ここ数ヶ月、読書に耽っていました。夏の終わり頃から異常な読書欲が沸き、SNSを更新する余裕がないほど活字に溺れていました。 往々にして、私が何かに没頭するのは、日常生活でままならない苦しいことに直面している時です。…

【場面緘黙症】休み時間にされて嬉しかったサポート

こんにちは、はるのゆきです。 私は幼い頃から高校3年生まで、人前で声を出せない場面緘黙症でした。 大学進学をきっかけに場面緘黙症を克服し、今は普通に仕事をしながら暮らしています。 場面緘黙症については過去の記事にも書いているので、興味があれば…

【読書】芥川賞と直木賞ってどんなもの?

こんにちは、はるのゆきです。 先日、2022年上半期の芥川賞・直木賞が発表になりましたね。 芥川賞を受賞したのは、高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』。直木賞は窪美澄さんの『夜に星を放つ』でした。 私はまだどちらも未読ですが、早く…

【場面緘黙症】“相手を見ること”を教えてくれたI先生

こんにちは、はるのゆきです。 6月だというのに猛暑が続き、すでに夏バテ気味な私…夏本番はどうなってしまうのか! 子どもと水遊びをしたり、図書館など涼しい場所で過ごしながら、暑さを乗り切る日々です。 皆さんも体調には気をつけてお過ごしくださいね。…

【場面緘黙症】発達特性も強かった話

こんにちは、はるのゆきです。 実は私Twitterもしており、最近そちらでも場面緘黙症についての発信を始めました。 Twitterからこのブログに興味を持ってくださった方、ご訪問ありがとうございます。 読んだ本や推しについてなど、場面緘黙症とは関係のない話…

【読書】仙人 人間ってこういうとこあるよね

こんにちは、はるのゆきです。 先日、初めて神保町へ行きました。本好きなら誰もが憧れる本の街ですね。軒を連ねる古書店に胸が躍り、読書欲が跳ね上がりました。 神保町散策については、改めて記事にできたらと思っています。 そんな神保町へ向かう電車内で…

【場面緘黙症】質問されて一番困ること

ご訪問ありがとうございます 今回は読書のお話をお休みして、場面緘黙症について綴ろうと思います。 場面緘黙症だった私が、質問されて一番困ったことについて。 何で喋らないの? 場面緘黙症だった頃、学校の先生やクラスメイトに色々なことを聞かれました…

【読書】そして誰もいなくなった 結末を知っているのになぜこんなにも面白いのか

こんにちは、はるのゆきです。 3月になり暖かくなると、晴れやかな気持ちになりますね。子どもとのお散歩も楽しく、休日はウキウキと過ごす日々です。 最近の読書時間はもっぱら朝。 子どもが目を覚ますまでの短時間、いかに読み進められるかが勝負です。 平…

推しにときめくことが人生の糧である話

こんにちは、はるのゆきです。 最近の私。 仕事が忙しく心身ともに疲れている。 コロナ自粛により育児に迷走している。 2人目の子になかなか恵まれない。 …等々、気分が浮上しない日々を過ごしております。 このコロナ禍では、休日にお出かけしてストレス発…

【読書】一人称単数 村上主義者である理由を考える

こんにちは、はるのゆきです。 突然ですが、みなさんは村上主義者ですか? この質問を受けて、「村上主義者?何のこと?」と思われたあなたは、村上主義者ではないでしょう。 「うーん、、どうかな?好きといえば好きだけど、、主義者を名乗るほどの者では……

【読書】永遠の出口 青春時代の自分に出会える

こんにちは、はるのゆきです。 高校3年生まで場面緘黙症だった私、読書をすることが心の支えでした。 中高時代に沢山の本を読み、色々な作家さんにハマりました。 宮部みゆきさん、東野圭吾さん、瀬尾まいこさん、梨木里歩さん、京極夏彦さん、、 そして森絵…

【場面緘黙症】高校3年生、一度だけ心療内科に行きました

こんにちは。はるのゆきです。 今回は、場面緘黙症だった過去についてのお話。 タイトルにあるように、私は高校3年生の時、一度だけ心療内科にかかったことがあります。 当時の記憶はおぼろげですが、思い出せる範囲で綴ってみようと思います。 場面緘黙症…

【読書】medium 霊媒探偵城塚翡翠 ネタバレせずに面白さを伝えるチャレンジ

新年あけましておめでとうございます。 はるのゆきです。 昨年始めたこのブログ、更新ペースが遅いにもかかわらず、多くの方に読者登録していただき感謝の気持ちで一杯です。 これからもマイペースに続けて行けたらと思います。本年もよろしくお願いします。…

【場面緘黙症】人と比べないことが大事

こんにちは、はるのゆきです。 今回は、場面緘黙症についてのお話です。 場面緘黙症だった私の過去ついては、以下の記事にも書いているのでご参照ください。 haruharu2021.hatenablog.com haruharu2021.hatenablog.com 過去と向き合うのって大変 場面緘黙症…

季節が変われば読む本も変わるよね?というお話

こんにちは。はるのゆきです。 前回の記事冒頭にも書きましたが、冬になり、『こたつで読書withホットカフェオレ・チョコレート』が定着している今日この頃です。 秋から冬にかけて空気が澄む時期は、頭もすっきりと冴え渡りませんか?普段手を出しにくい長…

【読書】むかしむかしあるところに、死体がありました。教訓が原作と重なるのが面白い。

こんにちは、はるのゆきです。 最近急に冷え込んできましたね。 寒い日は、ホットカフェオレにチョコレートを添えて、こたつでぬくぬく読書をするのが至高です。 さて先日、青柳碧人さんの『むかしむかしあるところに、死体がありました』を読みました。今回…

フルタイム勤務のワーママ、いつ読書したらいいのか問題

こんにちは、はるのゆきです。 これまで触れていませんでしたが、私結婚しており、小さい息子がいます。夫婦ともにフルタイムで仕事をしており、平日は仕事と育児に追われる日々。 そんな中このブログを始めたので、なかなか思うように更新ができません。 そ…

【読書】噛みあわない会話と、ある過去について。ホラーではなく教訓でした

こんにちは、はるのゆきです。 辻村深月さんの『噛みあわない会話と、ある過去について』を読みました。 あらすじ あなたの「過去」は、大丈夫? 美しい「思い出」として記憶された日々――。 その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。 大学の部活で仲の…

【読書】西加奈子さんの『i』は他の人の感想を聞きたくなる

こんにちは、はるのゆきです。 西加奈子さんの『i』を読みました。 ネタバレを含みます。 あらすじ アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。 内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。なのに、自分は恵まれ…

「はてなブロガーに10の質問」に答えてみました

こんにちは、はるのゆきです。 今回は、はてなブログが10周年を迎えられたということで、 はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」に答えてみました。 まだブログを始めて半月ほどですので、自分の中で定まっていない回答も多いのですが… ご…

【場面緘黙症】学校で声を出せなかった時に救われた本3選

こんにちは。はるのゆきです。 以前の記事に、高校3年生まで学校で声を出せない『場面緘黙症』だったことを書きました。 haruharu2021.hatenablog.com haruharu2021.hatenablog.com 学校では極度の緊張状態で、体力的にも精神的にも疲れる日々でした。 そん…

【読書】人に本をすすめる難しさと幸福

こんにちは、はるのゆきです。 先日『友達とは呼べないけどそれなりに仲が良い同僚』と、小説を貸し借りする機会がありました。 その同僚について その同僚(女性)は、陰キャ陽キャのどちらかに分類せよと言われたら、確実に陽キャです。 ハーフ並みに彫り…

【読書】畜犬談チャレンジやってみませんか?

太宰治さんの『畜犬談』を読みました。 ネタバレを含みます。 畜犬談チャレンジ 私は、イケメンについては自信がある。いつの日か、かならず誑かされるであろうという自信である。私は、きっと罠にはまるに違いない。自信があるのである。 よくぞ、きょうま…

【場面緘黙症】ばめんかんもくしょうって?

前回の記事にて、私『はるのゆき』の自己紹介をさせていただきました。 haruharu2021.hatenablog.com このブログで触れるか迷っていたのですが… もう前回書いてしまったので、自己紹介の延長として、少し触れてみることにします そう、『場面緘黙症』とかい…

【自己紹介】はるのゆきです。場面緘黙症だった私の支えは本でした。

ブログを始めて数日。 そういえば…自己紹介してなかったな…と唐突に気がつきました。(遅いな) ということで今回は、管理人である『はるのゆき』の半生について綴ります。 ※何の変哲もないプロフィールですので、興味のない方はどうか前画面へお戻りくださ…

【あらすじと感想】人間椅子

一つ前の記事に、江戸川乱歩さんの『人間椅子』を読んでの雑記を書きました。 haruharu2021.hatenablog.com 今回は、『人間椅子』のあらすじと感想です。 あらすじ 外交官を夫に持つ閨秀作家(女性作家のこと)の佳子は、毎朝夫の登庁を見送った後、書斎に籠…

【エッセイ】人間椅子 小2のころ小人になる妄想をしていた

小学校2年生の時、ある妄想をするのが好きでした。 その妄想は、“自分が小人になって、クラスメイトの様子をこっそり覗けたなら”というもの。 妄想癖があるのは昔からですが、この遊びのミソは「自分が小人である」という所。 つまり周りが私を認識していな…

【あらすじと感想】痴人の愛

一つ前の記事に、谷崎潤一郎さんの『痴人の愛』を読んで雑記を書きました。 haruharu2021.hatenablog.com 今回は『痴人の愛』の、あらすじと感想です。 あらすじ カフェーの女給から見出した15歳のナオミを育て、いずれは自分の妻にしようと思った真面目な男…

【エッセイ】痴人の愛 ナオミちゃんって身近にいるかも

私の職場には、人たらしな同僚がいます。 噂ではパパ活をしているらしい。 年齢と収入にそぐわない、高級なバッグや化粧品をいくつも持っているから。職場の男性陣を、掌の上で転がす巧みな話術とシナ作りを心得ているから。 女性受けが悪くても、その子はい…

秋の休日、紅茶と読書

今週のお題「読書の秋」 まだブログを始めたばかりで右も左も分かりませんが、素敵なお題を目にしたので文章を綴ってみます。 秋の空気って不思議ですよね。 夏の間、猛暑という厄介者が頭の中を侵略し、推し活へのモチベーションを奪っていきます。 人類が…