【場面緘黙症】発達特性も強かった話
こんにちは、はるのゆきです。
実は私Twitterもしており、最近そちらでも場面緘黙症についての発信を始めました。
Twitterからこのブログに興味を持ってくださった方、ご訪問ありがとうございます。
読んだ本や推しについてなど、場面緘黙症とは関係のない話題も多いブログですが、楽しんでいただけると嬉しいです(^^)
さて今回は、場面緘黙症だった私の発達特性についてのお話です。
発達特性って?
発達特性について語るには、まず発達障害の話からする必要があります。
最近よく耳にする『発達障害』。芸能人がカミングアウトするなど、身近な言葉として定着していますね。『発達障害』と『発達特性』は、セットで語られることが多い言葉です。
ではまず、発達障害とは何でしょうか?
以下、厚生労働省HPからの引用です。
発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。
発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。
↑この説明にも『特性』という言葉が出てきました。つまり、発達障害の方に見られる特徴のことを『発達特性』と言うんですね。
でも発達特性って、発達障害の診断がついた人だけに見られるわけではありません。
診断がつかず、いわゆる『普通の人』として生活している人々にも、何かしらの特性があることが多いです。
例えば…
耳で聞いたことを記憶するのが苦手
特定の苦手な感触がある
好きなことに集中すると周りが見えなくなる
複数人との会話が苦手
話すのが好きでつい自分の話ばかりしてしまう
…などなど。
発達障害はスペクトラムと表現されますが、0か100か(あるかないか)の二極ではないのです。
その特性がとても強い人〜まぁまぁ強い人〜少しある人〜あまりない人〜ほとんどない人、と連続的に繋がっているのです。
特性の強さが社会生活を送る上で支障が出る程度であれば診断がつくでしょうが、そこまで強くない場合、いわゆる『普通の人』として社会に溶け込むことになるでしょう。
つまり『普通の人』であっても、スペクトラムの中に自分の性格(特性)が大なり小なり含まれていることが多いと思います。
場面緘黙症だった私の発達特性
さてここで、場面緘黙症の話に戻りましょう。
先ほど説明した発達障害ですが、場面緘黙症と発達障害は、診断名としては別のものです。
つまり、場面緘黙症だけど発達障害は有さない人、がもちろん存在するわけですね。
しかし、両者は併発することがあると言われています。
場面緘黙症だった私は、発達障害の診断はついていませんでした。(そもそも場面緘黙症とも診断されたことはありません。当時の自分を振り返って、後になり知った言葉です)
しかし、発達障害について調べれば調べるほど、あれ?これ私じゃね??と思い当たる点が多く…
発達障害児へのサポートが一般化している今なら、きっと診断がつくのでは?と思うくらい特性の強い子どもでした。
私の発達特性の例を挙げると…
①毎日同じ服を着ないと落ち着かない
②映画館など、大音量の場所が怖い
③予定変更にパニックになる(大泣き)
④嫌味が分からずいつもニコニコ
⑤人が泣いていてもニコニコ
⑥抱きしめられたり人と距離が近いのが嫌
⑥運動全般が苦手
⑦人の話が頭に残らない
⑧空想大好きで、いつも自分の世界に逃避
⑨テンションのコントロールが苦手
…などなど。
ASD要素が強めですが、ADHD不注意型の傾向もとても強かったように思います。
④⑤については、コミュニケーションの経験不足も大きい気がします。今では嫌味にすぐ気が付くし、人の表情に敏感すぎるくらいですから。
それでも感覚過敏や予定変更の苦手さ、気持ちのコントロールの苦手さなど、発達特性だよな〜と思う点がとても多いです。
場面緘黙症に加えて特性による生きづらさもあり、なかなか辛い子ども時代を過ごしてきました…
早期発見・早期療育が理想とされる今の時代に産まれていたら、私も適切な支援を受け、より生きやすい子ども時代を過ごせたのかなぁと思ったりします。
しかしタラレバを話しても仕方がないので、今の私にできること(緘黙についての発信)を続けていけたらと思う今日この頃です。
今回はとても真面目な記事を書いたので頭が痛くなりました(笑)
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
はるのゆき